2017年度 夏季合宿

○第1期総合合宿<長野県・富士見高原>8月4日~14日(10泊11日)

前期の授業が終了し、その2日後から駅伝ブロックの部員全員で行う総合合宿がスタートしました。場所は、長野県の富士見高原(標高1260m)。ここでは、長期に渡る合宿の最初の合宿として、「前期のトラックシーズンでの疲労を体の芯から取る」「柔らかい土のグラウンドやクロスカントリーコースで足への負担を少なくしての走り込み」を目的として取り組みました。また、規則正しい生活を習慣づける為、全員服装を揃えての食事、全員で掃除や朝夕のミーティング、マッサージ等、毎日徹底して行えました。高校生の合宿も多数来ていて、多くの日体大OBの先生方より激励をいただきました。

 

○第1期選抜合宿<長野県・黒姫高原>8月14日~23日(9泊10日)

選抜された20名は、富士見高原での合宿からそのまま黒姫高原へ移動して合宿を行いました。「ロードでの走力・筋力・スタミナをつける」という目的で野尻湖周回の30.6km走をメイン練習として取り組みました。脱落する者もなく、無理なく予定通りの練習ができました。また、渡辺公二先生(元西脇工業高等学校駅伝監督)に全日程ご指導頂き、「駅伝の基本」を教えて頂きました。

 

○第2期総合合宿<長野県・富士見高原>8月23日~9月11日(19泊20日)

再び全員そろっての合宿。練習や生活にも慣れてきてスムーズに生活や練習が出来るようになりました。途中から選抜組が高峰高原へ移動しましたが、そんな中でも残った者たちは、4年生を中心に「選抜組に負けない!」「一つ一つ細かい所にもこだわる」というテーマを持ち、積極的な雰囲気で取り組み事が出来、チームの底上げが出来ました。

 

○第2期選抜合宿<長野県・高峰高原>8月29日~9月2日(4泊5日)

総合合宿から選抜された20名は、富士見合宿の途中から長野県の高峰高原に移動して合宿を行いました。ここでの目的は、「疲労回復」標高2000mのホテルでの生活やその周辺での練習は、心肺機能に強い刺激を与えます。練習負荷はおさえて、筋肉の疲労回復を心掛けました。3日目には、全員で10.5㎞の上り坂ジョグを行い、箱根駅伝に向けての意識も高めました。

 

○第3期選抜合宿<長野県・菅平高原>9月2日~11日(9泊10日)

高峰高原で疲労回復した(実際は上り練習で予想以上に負担がかかってしまった)状態で、選抜組は菅平高原に移動。ここでは、「ロードでの実践練習をテーマにして取り組み、25㎞のロード練習ではペースに変化を持たせて実践に近づける練習を実施しました。選抜ならではの競り合いも見られ、質の高い練習が出来ました。

 

○第4期選抜合宿<長野県・高峰高原>9月11日~14日(3泊4日)

菅平合宿での質の高い練習を終えて、再度高峰高原に上がりました。極力練習量・質は抑えて、疲労回復と生活の見直しを目的に行いました。日体大教授の杉田正明先生(日本陸上競技連盟科学委員会委員長、日本オリンピック委員会情報・医・科学専門部会科学サポート部門長)にもて帯同して頂き、「高地トレーニングの効果」や「コンディショニング」についての貴重なお話をいただきました。

 

○第5期選抜合宿<長野県・富士見高原>9月14日~17日(3泊4日)

ここまで選抜組は、40日間に及ぶ合宿を行ってきました。最後の仕上げの合宿として、もう一度富士見高原に降りて、一つ一つ確認をしました。ここでは、コンディショニングを入念にして秋の記録会、出雲駅伝に向けての準備をしました。

 

○最終調整合宿<愛知県・豊川市>9月17日~19日(2泊3日)

44日間、標高の高い所で合宿生活を送ってきて、久しぶりに平地に戻ってきました。ここでは、「合宿の疲れを抜くための刺激」「今後の記録会に向けてのチェック」を目的に『豊川記録会』に出場しました。3000mまではペース設定をして抑え気味に走り、ラスト2000mで刺激を入れる目的で走りました。疲労があるなかでも力がついてきたことが証明されました。